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2011年11月

名は体を示さず、民主主義を忘れた民主党

いつも示唆に富んだご発言で我々議員を叱咤してくださった西岡武夫前参議院議長が11月5日ご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。また14日に後任に選出された平田健二議長のご活躍を祈念いたします。

さて、11月9日、民主党内におけるTPP交渉参加への提言がまとまりました。「政府は~慎重に判断することを提言する」。これが23回にもわたる会議の結論です。国民の生活を大きく変えうるTPP交渉参加の是非でさえ、民主党として決められないことを残念に思います。

野田総理も11日に交渉参加について表明の会見では「関係国との協議に入る」という一見、TPP参加慎重派へ配慮した言い回しをされました。それなら何故、一日表明を先延ばしにしたのか、理解に苦しみます。

民主党の出した提言は、結論と呼べるものではありません。民主主義には多数決の原則があります。例え51対49であろうが多い方の意見が取り入れられるべきです。意見がまとまらないのであれば、何故、両院議員総会で決を取らないでしょうか。

野田総理一人に決断の責任を負わせ、提言ではここまで譲歩させたけどダメでした、ではパフォーマンスに過ぎません。議員一人ひとりも選挙民の民意を付託されていることを忘れ、参加、不参加の意思表示から逃げてしまえば国会議員である意味はありません。議席に恋々とし、八方美人に徹するなら有権者の声は誰が届けるのでしょう。

消費税率引き上げ、年金受給年齢引き上げなど国民の生活に直結する問題も、党内で論ずる必要が出てきます。その時も「慎重に判断することを提言する」と逃げるのでしょうか。己の保身のみの民主党、TPP参加を明言できない政府に、アメリカをはじめとしたTPP交渉参加国に対して日本が有利になるような交渉ができるのか、不安は大きくなる一方です。

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