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災害対策特別委員会で”もんじゅ”を質す

 6月8日、参議院災害対策特別委員会で、質問の時間をいただきました。今後、東日本大震災に係る審議は、新たに設置されることとなった、東日本大震災復興特別委員会に移ることとなりますので、災害対策特別委員会としては大震災に係る最後の質疑となります。

 この貴重な時間の中で、2つのテーマについて防災担当大臣、文部科学副大臣、原子力安全・保安院、原子力安全委員会に伺いました。
 
 1つ目は、危機管理について。災害対策本部、原子力安全・保安院、原子力委員会、原子力安全委員会、内閣府防災担当等々、縦割り行政の中で、権限の移譲ができず、最も求められる、即判断、即実行ができなかったことを松本防災担当大臣に質しました。

 2つ目は、高速増殖炉「もんじゅ」について。5月23日の決算委員会で質問したように、「もんじゅ」は通常の原子力発電所(いわゆる軽水炉)とは違い、原子炉の冷却に水ではなく、ナトリウムを使うというもの。ナトリウムは空気に触れると燃え、水に触れると爆発するという非常に取り扱いの難しいもの。当然、福島第一原発のように有事の際に、ポンプ車で水をかけたり、海水を注入するなどもっての外なのです。しかも、燃料は史上最悪の猛毒「プルトニウム」、直下には活断層が通ってます!有事の際の被害は福島第一原発の比ではないことは明らかです。福島第一原発と同様の全交流電源が遮断という事態が起こればどうなるのか。
 
 この日の、原子力安全・保安院の答弁では、「全交流電源がなくなって海水の冷却系がなくなった場合~空気冷却機で『もんじゅ』は冷却される」とのこと。空冷の冷却装置でももちろん電動のファンがついているでしょう!

 奇しくも、大震災の前日、3月10日に「高速増殖炉もんじゅに関する質問主意書」*http://osweb01.sangiin.go.jp/syuisyo/177/keika/177115177.htm を参議院に提出いたしました。大震災の影響で、通常1週間で出てくるはずの答弁書が、5月20日に内閣で閣議決定され出てまいりました。5月18日に菅総理が、核燃料サイクルを「白紙」というような表明をされたこともあってか、費用から、今後の見通し、さらには「もんじゅ」の役割について等、質問のほとんどを、「今後の高速増殖炉に係る政策を含む原子力政策の在り方については、福島原発事故の原因についての検証や国民各層の御意見等を踏まえて検討することとしており、現時点において、お尋ねについてお答えする事は困難である。」という逃げ口上でかわされてしまいました。

しかし、裏を返せば、皆様一人ひとりが、「もんじゅ」が危険でムダであると思っていただければ、「もんじゅ」は廃炉にできるということです。今後とも「もんじゅ」が如何に危険で、莫大な費用が掛かり、役に立たないかをお伝えできればと思います。

『子曰わく、学べば固ろうならず、過ちてはすなわち改むるに憚る事なかれ』。文部科学大臣、今日、答弁をいただいた笹木副大臣に改めて「もんじゅ廃炉」の英断を求めて質問を終えました。

質疑の様子は
その1
http://www.youtube.com/watch?v=D9V0aZzlPGw&feature=channel_video_title
その2
http://www.youtube.com/watch?v=16KABacd0UU&feature=channel_video_title

その3
http://www.youtube.com/watch?v=-i_AiARSbDQ&feature=channel_video_title


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